仕事が原因

ある職業によっては発がん物質に接触する機会が多いために、がんになるリスクが高くなるといわれています。職業に起因するがんには、肺がんや化学物質が直接接触する皮膚、吸入の経路である鼻腔、喉頭、肺、胸膜、排泄される尿路などのがんが多いのが特徴となっています。

日本においては、新規労災補償で業務によると認定されたがんは、1997~2001年の5年間で最も多かったのが「石綿にさらされる業務による肺がん又は中皮腫」です。がんが発生するまでには一定の潜伏期間があります。ですから、過去に接触した発がん物質が現在、未来のがんを生み出すことになります。例えばアスベストは、20~40年の潜伏期間がありますので、日本においては2030年ごろに、胸膜中皮腫発生のピークを迎えるといわれています。

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